佼成の深みを語ろう

2023/10/01(日)
佼成の深みを語ろう

近年、教育改革を牽引した先駆校。2016年、グローバルリーダープロジェクト始動時ごろから、進化が加速。さらに――。2023年の有様は、「進化」ではなく「深化」と表すべきでしょう。
他校の先生が称賛!
迫力増す私立学校

記者は各地の私立学校の教諭から問われます。「佼成学園は何を為なしているのか」。大学合格実績が急上昇。在校生の学力も急上昇(下記英検情報参照)。もちろん、教育プログラムを磨いているからです。ただし、進学重点に力む「特訓」は見当たらない。では、迫力増す理由は?男子の育て方を熟知する秀でるエキスパートだからです。

【参考】中学1年生修了時 英検3級以上合格者率45%



深みを知る要所
頑丈な土台を念入りに。 
強力な推進力を注ぎこむ。
⇒古来、男子の育て方の基本

講習・補習は多種多様。兄貴(卒業生チューター)がアシストする自習室は20時までオープン。塾通いは不要。保護者にとって頼もしい。

近年、入学生の学力がアップ。でも、浮つかずに、基礎学力を丁寧に積み上げます。生活習慣を丹念に築きます。部活動をパワフルに激励。校内外の学校行事は次々と。あらゆる舞台で熱中、夢中、集中。心の内のタービンを回して「発電」。心身の土台が固まり、推進力がみなぎれば、男子は、勇んで自習室に向かいます。夏期講習で、瞳が輝きます。



躍動する探究

「探究」はパワフルな疾走感を覚えます。リミットを外して突き抜ける。エネルギーが溢れて振り切れる。21世紀佼成の「申し子」たちが、次々と誕生しています。

高校生国際シンポジウム 
2023年2月
グランプリ
文部科学大臣賞

起業 チーム
「エンターファイナンス」
小中学生が投資について学ぶボードゲーム「金融すごろく」を開発。
製品化して販売。

「グランプリ」を受賞したのは藤山君(当時高2生)。研究テーマは、「カルシウムがザリガニに与える影響」。ボードゲーム開発者は、小島君(現高3生)。学校で用いるツールとして、各地の教育行政がアプローチ。彼らが躍動する理由は――。●澄んだ好奇心が芽生えるのは、校地の大気が、打算に塗れず澄んでいるから。●ザリガニを究めろ ! マニアックな志を挫かない。発心を喜ぶ愛情が息づくから。


 *ちなみに、シンポジウムでは、ほか2名が「最優秀賞」「優秀賞」。佼成生の独壇場 !



「校内に先生と生徒の対話シーンが満ちている」

 ウェブサイトを一覧しましょう。各プログラムの品質は私学最高水準です。本誌が、「深み」を伝えるために、この場で強調しておきたいのは――

先生は、擦れ違いざまに生徒に声を掛ける。長年守り継ぐ習慣(≒伝統文化)こそが、佼成の神髄。学園に集う「人」が、最重要教育コンテンツ。心と力を紡ぐステージが数多。生徒同志の絆きずなが固い。子どもたちは、「人」と言葉(≒心)を交わしながら育ちます。担任教諭が廊下での立ち話で薦めた書籍がハートにヒット。その後、久々に図書室へ。そうして、成長ドラマが幕を開けるのです。

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