長野県の軽井沢に、鷗友学園の山荘があります。入学後、3日に1回席替えを繰り返し、クラスメイトと一通り言葉を交わすことができた6月上旬頃から、今度はクラスごとに山荘に行き、クラス全体の親睦を深めます。
出発の日はまず学校に集合し、バスに乗り込みます。どのクラスも担任の先生のほかに必ず社会科の先生が引率し、行きのバス内では、軽井沢までの間にある建物、作物、樹木についてのお話や、歴史的な事柄、地形などを背景にしたお話など、多岐にわたる説明を受け山荘ノートはメモでいっぱいになります。山荘に着いてからは、近くの宿場町「追分宿」の石碑を見に行ったり、山荘内の敷地に植樹をしたりもしますが、自由時間には広場で大縄とびをしたりバドミントンをしたり、クラスメイトと交流する時間もたっぷりあります。
この時期の山荘の周辺は緑にあふれ、気温もちょうどよく、クラスによっては朝のラジオ体操の前から広場に出て遊んでいることもあります。また、学習室で聖書の先生からお話をうかがって聖書や自分自身について考える時間も、クラスでの懇親会もあり、今後の6年間の鷗友の宿泊行事での決まり事も学べる、盛りだくさんの行程です。この山荘生活を経て、クラスメイトの新しい面を発見し、クラスの仲はますます深まっていきます。