実践女子学園には多様な生徒が集まります。そして、そのなかには海外で生活した経験を持つ生徒もいます。入学当初は海外の学校との違いに慣れず、戸惑うこともあるでしょう。
実践女子のReturnee Crossroads は、海外在留経験者が集まって話をしたり、経験を生かした学びを行ったりする交流の場です。10 月にはハロウィン・パーティーを行い、アメリカの定番ゲームであるMummy Race(トイレットペーパーを使ったミイラ競争)を楽しみました。
また、12 月には「ドーナツ」をテーマにした課外学習を行いました。ドーナツはアメリカの食べ物というイメージが強いですが、実はオランダから持ち込まれたものです。また、最近では渋谷で大人気のドーナツ店がニューヨークに進出するなど、文化の「逆輸入」現象も起きています。
生徒たちはまず、そうした「ドーナツの歴史」を英語で学び、フィールドワークとして代官山の「ランディーズドーナツ」日本1号店を訪れました。そして、日本のドーナツとの味や色、大きさの違いや、ハリウッド映画にもたびたび登場しているドーナツ型の巨大看板を楽しみました。
渋谷といえばスクランブル交差点が有名ですが、生徒たちはドーナツを通して、「渋谷が世界の文化の交差点(crossroad)になっている」ということを実感しました。これからもReturnee Crossroads では、いろいろな視点で世界を体感する取り組みを行っていきます。